やる気がない部下の3つ対処法を解説【マインドロック】
こんにちは、いちです。
やる気がない部下の指導に困っていないですか?
平社員からいきなり部下50人。そして今は0人になり会社のリスクマネジメントを行っています。
現場でマネジメントするよりも、より深く考える機会をもらえています。
その結果、一歩引くことでより理解が深まり場当たり的なマネジメントから、根本的な対策が考えられるようになってきました。
わたしが考えた、部下をマネジメントする前にやるべきだったことは、
まず自分のやり方を変えなければいけないということです。
私も最初は、いろいろなやり方で部下をコントロールしようとしました。
仕事の進捗表やTODOリスト、進捗確認ミーティング、定例会などなど、でも全然うまく行きませんでした。
今思えば自分にマネジメントの知識がないため、部下の気持ちを考えられずうまく導くことができていなかったです。
この経験から、部下をコントロールしようと(変えようと)するよりも、
まずは自分のマネジメント力を高めることが、結果的に一番の近道なんじゃないかと思います。
今回は部下がどんなことを考えているかと、その対処法について詳しく解説していきます。
部下をマネジメントするより、自分のマネジメントを変えるほうがいい理由
まず部下をマネジメントするとは、どのようなことなのかを一緒に考えていきましょう。
他人を管理すること、変えることはとてもむずかしいです。
あなたが話をしたからといって部下がいきなりすごく熱心に仕事をしだすことはたぶんないでしょう。
それよりもまずは自分を変えることを考えましょう。
自分なら自分気次第で、自在にコントロールできます。
他人がコントロール出来ずに、イライラするマネジメントから脱出できますよ。
なので部下の状況に合わせて自分がマネジメントを変えてあげましょう。
まずマネジメントとは、
人物金を管理することで組織に利益をもたらすことや方法
つまりマネジメントとは経営資源を使って、利益を出すこと、それに関わる管理方法などの事です。
部下をマネジメントするとは、
限りある経営資源(部下+他の資源)で、結果を残すための方法を考え、実行することです。
では部下はどんなことで、仕事ができなくなっているのでしょうか?
パターンを知ることで対処方法を学んでいきましょう。
部下の心理障壁(マインドロック)と対処法とは?
部下の心理障壁をマインドロックともいいます。
心理障壁とは自分の中で決める、決まったことに縛られることです。
部下は基本、あなたより仕事が出来ないから部下なんです。
それをあなたと同じように仕事ができると思っては誤解の元です。
なので、できない前提で仕事をお願いしていくこと、自発的に学び進むことを考える必要がでてきます。
個々のお仕事の内容はわからないので、
今回は部下が仕事をやれない理由の大部分をしめる『心理的障壁』について解説していきます。
それでは理由と対処方法について解説していこうと思います。
部下の持っている心理的障壁には以下の3つが多いです。
1つずつ解説していきます。
- ゴールが見えない(計画)
- 納得感がない(説明)
- やる意味がわからない(承認)
このような事で部下は動けなくなっていることがあります。
では具体的にどのようにすれば、部下が自分から動ける仕組みを作れるのでしょうか?
計画、説明、納得の観点から、対策を考えていきましょう。
ゴールが見えない(計画)
ゴールが見えない状態だとどんなに強い人でもそのうち心が折れてしまいます。
・マラソンでゴールまでの距離がわからないと不安ですよね?
・どんなペースで走るかわからなくなりますよね。
仕事でも同じことが言えて、
ゴールがなにで、どんなルート、ペースで走るかを知らないと不安により気持ちが折れやすいです。
なのでゴールは(できればルートも)、先に共有してください。
例えば、具体的な例を出すと、
今月は商品を10個売りたい(目標)
営業は40件行う(行動目標)
今までの経験だと受注率は大体25%。
1日当たり2件のペースだと無理なくこなすことが可能。
だけど、突発案件があるかもしれないから、時間が取れるときは3件回って余裕を作っておこう。
このように、目標→行動目標→1日当たり作業量まで明らかにすること。
これで先が見えない不安が大分解消し、働きやすくなります。
部下と話し合いをして、先が見えないことに不安を覚えているようでしたら、
ゴールが見えていないかも知れません。
意識して伝えていってあげましょう。
※まれに管理されることに過剰にストレスを感じる人がいますが、
仕事は上司に管理されるものというのを少しずつ教育していきましょう。
放置していると規律がない職場になってしまいます。
会社の短期的な目標はゴールですが、長期的な目標はビジョンといったりします。
会社にビジョンがないと、方向性や価値観の共有ができず、社員が混乱することがあります。
そんな大切なビジョンについては別記事があります。
会社にビジョンがあることで、社員を強烈にひっぱってくれますよ。
納得感がない(説明)
部下の中にはなんでこの仕事をやるんだろう?
やる意味あるのかな?
なんでこのやり方なんだろう。
こんなことを考えて仕事に集中できない人もいます。
部下が疑問を持っていたら、納得できるように説明できていないあなたの責任です。
仕事はすべてなにかしらの理由があって成り立ちます。
むしろやる理由がない仕事は無駄なのでやめたほうがいいです。
やる理由があるのなら、後はあなたが部下にどう伝えるかだけです。
自分の仕事の意味に納得すると部下は自分で考えて行動を始めます。
例えば、掃除をする理由がわからずサボってしまう人に、
掃除をすることでお客様が気持ちよく買い物ができるので、再度お店に来てくれる。
掃除によりお客さんを気持ちよくさせているんだよ。
私たちのお店の雰囲気を作り出している大事な仕事なんだよ。
こんな感じで納得してもらえるように、いろいろ工夫して伝えていきましょう。
説得には、あるべき姿や、ビジョン、ルールなど、
権威性があるものと一緒に言うことで、納得感が上がります。
ぜひ試してみてください。
やる意味がわからない(承認)
部下の中にはやる意味がわからず、仕事を進められない方もいます。
そんな部下はこんなことを考えています。
・やったところでなにも変わらない。
・私がやらなくてもだれかやるでしょ?
やる意味がわからないと、なるべくやらなくていいように考えて行動することになります。
必要だから仕事をやるのに、それをなぜやるのかと考える部下がいたら、
あなたの説明か、承認が足りていないかも知れません。
あなたの説明は、前の章でも解説しましたが、承認が足りていないとはどういうことでしょうか?
承認が足りていないとは、部下とあなたの間に信頼感が足りないということです。
すごいがんばって仕事をしたけど、結果が出なかった。
そんなときに結果について注意されたら、ムカつきますよね?
がんばらないで、結果が出たときにほめられてもあまりうれしくないですよね?
このように、あなたが部下の状態を把握できていないと、
部下に効果的な言葉をかけることができません。
その結果、部下はがんばってもがんばらなくても同じだと考えるようになってしまいます。
その結果、がんばることをやめてしまいます。
こんな部下に特効薬はありません。
じゃまだと思われるくらい部下と話し合い、承認をすることが大事です。
失敗しても、成功しても部下が行動したら過程を認めてあげてください。
コツコツ信頼を積み上げることで部下は心を開いてくれるはずです。
※あなたの心が折れないように注意が必要です。
心が折れないようにするには、嫌われる勇気が大事です。
嫌われる勇気を知らなかったら、人気のビジネス系YouTuber4人のYouTubeをまとめたこの記事をどうぞ。
自分の心を守るための考え方が書いてありますよ。
部下が自分で進めるようにするには?まとめ
この記事を読んでくれた人は、
部下がどのようなことを考え進めていないか理解していただけたかと思います。
まとめると、部下がやる気がなくなってしまった原因は、
- ゴールが見えない(計画)
- 納得感がない(説明)
- やる意味がわからない(承認)
未来が見えないと部下は不安になります。
不安があると先に進めなくなるので、不安を取り除くようにしていきましょう。
部下との間に信頼関係を作るために、自分のスキルをみがきましょう。
あなたもぜひマネジメントの勉強に取り組んでいただけたらと思います。
わたしと本ブログもがんばるサラリーマンを応援します。
勉強することで部下、職場をよりうまくコントロールすることができるようになり、よりよいマネジメント、成績を残すことができるでしょう。
それには、多くのパターンを知ることが大切です。
昔のえらい人も言っているように
「敵を知り、己を知れば百戦危うからず」
現代で言うと、
『部下を知り、己を知ればマネジメント危うからず』
となります。
日々勉強してより良いマネジメントをしていきましょう。
最後まで読んでいただき、ありがとうございます。
この記事があなたのお役にたったなら幸いです。
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