こんにちは、マネージャーのコーチをやっています。
マネジメントで未来をちょっと良くするアドバイザーのいちです。
今回はコーチングとティーチングの違いを解説しつつ、メンバーに対してコーチングとティーチングどちらを行えばいいか、タイプ分けから教育方法も解説していきます。
この記事はこんな人に向けて書いています。
部下をどう教育したらいいかわからない
コーチングとティーチングってなにが違うの?
A.コーチングとティーチングの違いなんて普通考えたことないですよね。
⇒でも、明確に使い分けないとヤバいんです。
・・・ ・・・ ・・・
A.部下の教育むずかしいですよね。
⇒この記事でタイプごとの教育方法がわかります。
では詳しく解説していきます。
コーチングとティーチングの違いとは?
コーチングとティーチングどちらも部下の育成には欠かせないものです。
しかし、使い分けている人がとても少ないのも事実です。
コーチングとティーチングを使い分けることで教育効率が大幅に向上するのでぜひ試してみてください。
今の時代コーチングを知らないのはかなりヤバイですよ。
コーチングとは
コーチングとは技術のコーチ(指導)をすること。
または、コーチング手法を使うことをいいます。
コーチング手法の特性上、生徒との関係性はコーチ⇔生徒となります。
使う場面は、生徒が問題を解決するための補助をする時が多いく、スポーツのコーチを想像すると分かりやすいです。
コーチは選手と一緒にどこを目指すのか、なにをするのかを考えてゴールを目指していきます。
コーチングは相手の中に答えがあると考え、コーチはそれを引き出す(自分で見つけてもらう)手法となります。
自分自身で考え答えを見つける経験から、対象者を成長させることができます。
ティーチングとは
ティーチングとは、知っている人(教師)が知らない人(生徒)に教える教育方法になります。
関係性は、教師⇒生徒の一方通行になります。
使う場面は、生徒が知らないことを教える時に使います。
ティーチングのイメージはそのまんま学校の先生です。
日本の教育はほぼ先生によるティーチングなので会社の教育もティーチングか放置かの二択になりがちです。
教師役が足りないと思うことを教えていくため、生徒の基礎知識はついていきますが教師以上へ成長することができない問題もあります。
コーチングとティーチングの違い
コーチングとティーチングの違いをまとめると、
コーチング | ティーチング | |
目的 | 答えを引き出す | 知識を教える |
関係性 | コーチ⇔生徒 | 教師⇒生徒 |
場面 | 問題を解決する時 | 知識が必要な時 |
心境 | 自分で考えた | 教えてもらった |
こんな感じになります。
コーチングとティーチングを使い分けるためのタイプ分けとは?【4タイプを詳しく解説】
コーチングとティーチングを使い分けるために生徒の状況を判断する必要があります。
なぜ使い分けないといけないかと言うと、
- コーチングが必要な人にティーチングすると信頼されてないんだなと思われてしまいます。
- 逆に、ティーチングが必要な人にコーチングをするとわからないのにどうしたいとか言われても困る!となります。
このようにどちらも受けた側からすると嫌な気持ちになり信頼が失われます。
でも結構このパターンが多いんですよね。
わたしもコーチング好きな上司に教えてほしかったときにコーチングされてとてもモヤモヤした経験があります。
なので信頼を失わないためにも、ティーチングかコーチングかを使い分ける必要がでてくるんです。
タイプ分けについて
まずはタイプは4つに分類できます。
- A… 熱意があり知識もあるタイプ
- B… 熱意があるが知識がないタイプ
- C… 熱意がないが知識があるタイプ
- D… 熱意がなく知識がないタイプ
図にするとこのようになります。
それぞれのタイプ別に教え方が変わってきます。
なぜタイプ分けが必要になるかと言うと、始め知識がないうちは教育が必要になります。
そして一定の知識が貯まると自分で試行錯誤していく段階になります。
この過程に寄り添うように、部下を指導していくことが必要なのです。
また、熱意が足りない人に知識だけを指導してもいい結果は得られません。
熱意にアプローチする必要がありますが、そもそも相手の状態を確認する意識がないと気がつけません。
知識、熱意2つの側面から教育方法を選べるのがタイプ分けによるメリットです。
タイプ分けの結論
今までの経験上では『人』を区別するより、より細かく『仕事』ごと、『作業』ごとにする方がいいと思います。
仕事のやり方タイプ分けという、人に帰属するタイプ分け方法もあります
コントローラータイプとかのやつです
今回は違います
なぜかと言うと、知識量は人それぞれ多いところ少ないところが違うためです。
例えば、パソコンは得意だけど、経理は苦手とか。
こんな人にパソコンについて教えても煙たがられますし、経理処理を任せようとしてもできない可能性が高いです。
この人はコーチングって決めてしまうと、知らない分野のことも任せてしまい結果、負荷が高くなるかも知れません。
逆にこの人はティーチングと決めると、
知っていることも教えることになり、教育効率が悪くなるばかりか考えない人材になる恐れがあります。
小さなことですがこれの繰り返しで成長しない部下ができます。
【部下がいる方向け】自分で考えない部下を作らないための考え方は別の記事にしていますので参考にしてみてください
タイプ事の教育方針
A… 熱意があり知識もあるタイプ
熱意があり知識もあるタイプには、コーチングで方向性を指導しましょう。
このタイプは、進むべき道が分かれば自分でどんどん進んでいく力も熱意もあります。
なのでやるべきことはビジョンを共有することです。
私の経験ではこのタイプはビジョン、新しい価値観、考え方などを共有することで自分の中に答えを見つけて勝手に伸びていきます。
B… 熱意があるが知識がないタイプ
熱意があるが知識がないタイプには、まずティーチングで知識を教えていきます。
知識を与えることで、熱意と合わさりモリモリ仕事をしてくれます。
このタイプは知識不足からくる暴走をしやすいのが特徴です。
熱意が暴走しそうなときはコントロールしてあげましょう。
熱意があるので知識をよく吸収して伸びてくれます。
C… 熱意がないが知識があるタイプ
熱意がないが知識があるタイプは要注意です。
このタイプには熱意を持たせるコーチングか、方向性を合わせるコーチングが必要になります。
しかしコーチングで熱意を持たせることは非常に困難な課題です。
他人の課題と自分の課題は、嫌われる勇気から学ぶ課題分離の考え方で詳しく解説しています。
他人に影響を与えるのは自分のコントロール外なので地道にやっていきましょう。
このタイプはネガティブな人も多いので、チームの方向性を合わせることでマイナスの影響がでないようにしましょう。
D… 熱意がなく知識がないタイプ
熱意がなく知識がないタイプはまだなにもわかっていない初心者に多いタイプです。
基本的に知識がないと熱意を持てないため、ティーチングで知識をつけていきます。
知識をつけることでだんどんおもしろさや、やりがいなども身についていきます。
教えていくとだんだんBタイプかCタイプに移動していきます。
できるだけBタイプになるように時にはコーチングをおりまぜて教育していきましょう。
コーチングとティーチングの違いについて解説のまとめ
今回はコーチングとティーチングの違いとタイプごとの教育方法について解説してきました。
まとめると、
●コーチングとティーチングは相手の状況により使い分けることで効果が上がるよ
●相手の状況は4つのタイプに分けられるよ
●タイプによって教育方法が違うよ
って話をしました。
いずれにしてもよくコミュニケーションをとってお互いに高め合えるような関係性を作っていきましょう。
最後まで読んでいただき、ありがとうございます。
この記事があなたのお役にたったなら幸いです。
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